2023.07.01
菓匠 美都家『反魂旦・万金旦ようかん』
梅雨真っ只中でジメジメと蒸し暑く
気持ちのいい青空が待ち遠しい時期ですね。
さて、今回ご紹介するのは
菓匠 美都家『反魂旦・万金旦ようかん』の2種類です。
包装紙や箱に使われているイラストは薬の行商人でしょうか。
反塊旦は薬玉を模して作られたお菓子だということで
パッケージはその薬を運ぶ際に使用した籠?!のようなデザインです。
30個入りのパッケージは熨斗をかけてあるようなデザインになっているので
贈答用や記念商品として贈っても良いですね。
反塊旦30個入りの箱は一般的な四隅貼りの箱です。
反塊旦12個入りの箱は
蓋、身箱、底板の3つに分かれています。
蓋は貼りなどはなく
上から身箱の内側に差し込むようになっています。
身箱は両サイドだけ貼りがあります。
角がカーブになるように曲げて中央でひっかけ、
その上から折り返し部分を被せる形状です。
折り返した部分は留める箇所はなく
底板を上からのせることで浮き上がってこないようになっています。
このタイプの箱でこのようにカーブをつけてある箱は
あまり見かけないですね。
カーブになっている部分は多少の割れは見られますが
外側はほとんど気にならない程度なので
そのあたりも紙目や紙の厚さを含め考えられているのだと思います。
万金旦ようかんは紙筒に入っており
蓋はアルミ、底から押して羊羹を押し出せるようになっています。
羊羹を切るための糸も付けられています。
外箱は六角形で表面は和紙の質感です。
真ん中に寄せて差し込み、しっかりとテープでも留めてあります。
綺麗にまとまる設計になっており参考になります。
美都家さんは1949年(昭和24年)に富山県高岡市大坪町で開業。
越中富山と言えば薬。
薬玉を模して作られてた反魂旦などたくさんのお菓子が揃っています。
反魂旦はほんのりチョコココアの味で優しい甘味です。
一口サイズで食べやすく子供も大人も楽しめるお菓子ですね。
昔懐かしい紙風船も一緒に入っていました!
万金旦ようかんも、ようかんの中にココアが混ざっており
どちらもお茶にもコーヒーにも合うお味でとても美味しかったです。
他にもたくさんあるお菓子も是非いただいてみたいですね。
ウェブサイト | https://kashoumitsuya.com |
---|