2016.09.26
御菓子司 塩野『水羊羹詰め合わせ』
残暑お見舞申し上げます。
九月は雨ばかりで、気分も滅入ってしまいがちですが、
過ごしやすくなるまであと少しです。
食欲の秋が待ち遠しですね。
さて、今回ご紹介するのは、
四季折々の季節を彩る「御菓子司 塩野」の水羊羹詰め合わせです。
-手提袋-
オフセット印刷で枚葉製袋、紐は内職で
付けているようです。自動手提袋より高価なのに
この仕様なのはやはりいろいろなこだわりでしょうか。
-包装紙-
ぱっと見でプロセスカラーかなと思いましたが
よく見るとすべて特色で印刷されています。
ピンク・オレンジ・緑・濃い緑の4色ですが、
よーく見ると、もう1色、白色で店名が刷られています。
ニスとはまた違う風合いが出ていて参考になります。
掛紙は水墨画調で花のイラストが大きく描かれています。
箱の色合いともすごく合っていて、贈り物としても喜ばれます。
箱と掛紙の一体感がとても上品です。
貼箱にエンボス加工を施した和柄の和紙を張り合わせてあります。
エンボスの風合いと、パステル調の薄い色合いが上品さを引き立てています。
透明の容器の下にシルバーの紙が敷かれていて、
透明感のある水羊羹との色合いがとても綺麗です。
-八月の生菓子(7種)-
「塩野」さんならではの上品で繊細な生菓子をご紹介します。
-水羊羮-
しっとり滑らかな口溶けの良さ!
とってもキメが細かく瑞々しい!
甘すぎなくて後味すっきりの水羊羹です。
-くずやき-
小豆の餡の葛焼き菓子です。
もっちりとした舌触りで、くず粉と砂糖の懐かしい素朴な味わいです。
-霙羮(みぞれかん)-
みぞれをイメージした透明な寒天の中に、滑らかな小豆のこし餡。
涼しげな美しさは季節感を醸し出しています。
-芙蓉羮(ふようかん)-
この美しさは間違いなく女子が喜ぶ逸品!
桜色の羊羮の中には紅い餡が入っています。
少し甘めですので、冷たい緑茶がよく合います。
-夏菊-
菊の花を象った、練切の生菓子です。
中には小豆のこし餡が入っていて、キメが細かくとっても滑らか!
職人さんの技が活きる逸品です。
-涼風-
夏山を思わせる、緑色が美しい「薯蕷きんとん」です。
こちらも中には小豆のこし餡が入っていて、キメが細かく滑らか!
鮮やかな色合いは季節感が漂います。
—————————————————————————
今回ご紹介した 「御菓子司 塩野」さんは、
昭和22年、東京の中枢が集まる赤坂の街に誕生し、
60年間作り続けている老舗和菓子屋さんです。
今や赤坂の和菓子屋といえば「塩野」と言われるほど。
季節を彩る美しい生菓子が毎月10種類ほど発表され、
「見て美しい、食して美味しい」と、多くのファンに愛され続けています。
*
赤坂においでの際はぜひ、「眺めて楽しみ、心で味わう」
素晴らしい老舗の技を味わってみてはいかがでしょうか。
一度ホームページをご覧くださいませ。
御菓子司 塩野 さん
ウェブサイト | http://www.siono.jp |
---|