2015.11.04
御菓子司 菊屋
さわやかな秋晴れと供に、少しずつ肌寒くなってまいりました。
木々が赤く染まるのも、もう間まもなくですね。
さて、今回ご紹介するのは
大阪より来社されたN様からいただいた
御菓子司 菊屋の「御城の口餅」です。
商品名通りのウグイス色を中心にしたパッケージ。
色数も少なくシンプルデザインですが、
商品ロゴ、イラストといい老舗感が盛り沢山の印象ですね。
スリーブは良く見ると、絹目エンボスが入った特殊紙が採用されています。
折箱はコートボール裏面印刷、和菓子らしいマット調の仕上りですね。
商品は小さめですが、厚めの紙で高級な仕上り、
特に箱折は綺麗に仕上っているのは感心します。
折線のミシンと折罫線の組合せなど、設計技術が効果を発揮してますね。
身の額縁部分にフタの段差部分がのっかり、フタを支える構造です。
この箱の場合はふたに貼りがなくてこの構造を維持しているところに
興味を持ちました。
指でつまむと「ぷにゅ」っとなりました!
やわらかく肉厚な求肥餅の中には、程よい量のつぶ餡が包まれています。
きな粉と餅と餡の絶妙なバランスがとってもイイ!
一口サイズで食べ易く、甘すぎないのも良いですね。
温かい緑茶と一緒にいかがでしょうか。
今回ご紹介した 御菓子司 菊屋さんは、
天正十三年(1585年頃)、奈良の城下町に創業されました。
長い歴史の中で「伝統的日本文化と新しい食文化の提唱」を存在意識ととらえ、
移りゆく時代ととも、和菓子造りに努めてこられたそうです。
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御菓子司 菊屋さん
ウェブサイト | http://www.kikuya-osaka.jp/ |
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