2016.06.09
季乃杜『河童の金さん』どら焼き
六月に入り、この頃は汗ばむくらいの陽気が続きますね。
梅雨に入り、季節の変わり目ですが、
体調を崩されないようにご自愛ください。
さて、今回ご紹介するのは、
知る人ぞ知る名店「季乃杜」のどら焼きです。
包装紙はグレーと青の2色で印刷されています。
色の使い方はシンプルなのですが、使用されているイラストにインパクトがあります。
正岡子規の句も一緒に添えてあり、あっさりしているデザインですが
上品ながら目を引く仕上がりになっています。
包装紙に書かれている「戸田の渡し」。
どの川の渡しなのか気になって調べてみると
荒川を渡る渡しだそうで中山道の一部らしいのです。
外箱が面白い!底はE段の貼合でしっかりしているのに、
蓋は片段で一般的な箱の概念に反してしなやかになっています。
箱の色、ロゴマークシールの色、またロゴマークの中の社名が
アルファベットで記載されているところ、各種のバランスがうまくとられており、
和モダンを感じさせる化粧箱になっています。
蓋の素材にダンボール調を取り入れているところがハイセンスです!
シンプルな無地箱に貼ってあるロゴマークシールは
バックとの色の相性が良く、とても引き立っています。
ロゴマークに込められた思いは経営理念に通じているようです。
大きな丸の中に収まっている5つの丸は
経営理念である
①お客様
②従業員
③取引先
④家 族
⑤地 域 を意味しているようです。
小倉餡・抹茶小倉餡・紅芋餡の3種類の餡と個包装の色が合わせてあり、
パッケージで中身のイメージがつくようにデザインされています。
河童のイラストがとてもかわいらしく、パッケージを開けたくなります。
—河童の金さん 小倉餡—
表面に美味しそうな焦げ目が入った、手作り感満載の「どらやき」です。
ふわふわでしっとり厚めのカステラの中には、
深い味わいの小倉餡と、ごろっと丸々一粒栗。
栗の旨みもしっかり味わえるので、
どらやき好きな方、栗好きな方には大満足できる逸品です!
小腹が空いた時にちょうどいい!
また、この4倍の大きさの特注品もあるそうですよ!
—河童の金さん 抹茶 小倉餡—
こちらは、「河童の金さん」のカステラを、
宇治抹茶の風味豊かな味わいに仕上げたものです。
さらに奥深い旨味が楽しめる大人の味わいです。
—河童の金さん 金色 紅芋餡—
食べた瞬間に思わず「うまい!」と言ってしまいました。
金色の正体は埼玉県川越産の紅芋を使った「スイートポテト餡」だそうです。
そして、さらに丸々一粒栗が入っていて、
これぞ、ポテトと栗の絶妙なハーモニー!
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今回ご紹介した 「季乃杜」さんは、
今年創業40周年を迎えられる地域に根付いた名店です。
「河童の金さん」は埼玉県の名産品としても人気が高く、
地元戸田市に伝わる民話「河童の金さん」にちなんで作られたそうです。
パッケージの河童の絵が印象的ですね。
*
他にも、親しみ深い四季を楽しめる和菓子や、日本の食文化を受け継ぐ慶弔菓子など、
上品なのに気取らない親しみやすい商品が揃っていて嬉しいです。
また、和洋折衷のお菓子「季のうさぎ」は一度味わってみたい一品です。
是非一度ホームページをご覧になってみて下さい。
季乃杜さん
ウェブサイト | http://tokino-mori.jp |
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