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2016.10.24

御菓子司 伊勢屋本店『姫路の銘菓 玉椿』

10月も終わりに近づき、
夜になると鳴き出す虫の声も、秋の音色を奏でています。

さて今回ご紹介するのは
「御菓子司 伊勢屋本店」姫路の銘菓 玉椿です。
20161018_iseya-01-包装紙-
用紙は晒の60g/㎡ですが、紙自体の腰があるためもっと厚く感じます。
印刷はオフセットの特色4色です。
ちょっと見るだけではプロセスカラーかなと思ってしまいますが、
茶色・緑・赤・薄いピンクの4色です。
絵柄が赤い椿と白い椿が描かれていて落ち着いた雰囲気です。
-手提袋-
フレキソ印刷・自動製袋となっています。
紙は片ツヤの100g/㎡で2色印刷。
絵柄は中国の古典の長寿を祝う言葉が記されています。
商品の玉椿と大椿を掛けてあるのかなと思います。

20161018_iseya-02箱は丈夫な貼箱で、表面には透かしの和紙が貼られています。
一見、印刷のように見えますがルーペで見ると印刷でないことが分かります。
中の敷き紙も白の和紙ですが、これにも透かしが入っていて、
かなり手の込んだ作りになっているようです。

20161018_iseya-04栞の表は白・裏はピンクの和紙で、
表には裏のピンク色で薄く透かしで模様があらわれています。
この裏と表が違う色の和紙はどうやって漉くのか調べてみたところ、
これは手漉き和紙で、ピンクを漉いてから透かしの型をセットした簀で
白をひいているのだろうということでした。
印刷後、手で切り離して縁がぎざぎざになるような仕様です。
すごく手間と費用がかかっているしおりです。
でもこのような生産方法で大量に作るのは大変そうです。
店舗数も6店舗あるので、どうやって生産しているか気になるところです。

20161018_iseya-03名前の通り、薄紅色の「椿の花」に見立てた上品な和菓子です。
柔からいモチモチの求肥の中には、しっとりとした黄身餡。
原料となっている白小豆(しろしょうず)は、
極限られた生産量で「幻のあずき」と言われている希少な小豆だそうです。
古い歴史の中で生まれ、今も愛され続ける銘菓。
そんな思いと共に、一層深い味わいをお楽しみいただけます。
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今回ご紹介した御菓子司 伊勢屋本店さんは、
由来は極めて古く、菓舗としての開業は元禄年間にまでさかのぼるとのこと。
また、11代将軍 徳川家斉の娘と姫路城主酒井忠学との婚礼を祝って、
この「玉椿」が作られ、姫路藩の御洋菓子に用命されたそうです。

まだ紅葉を眺めながらとはいきませんが
美味しいお茶とお菓子を食べながら
庭先に秋の便りを見つけてみるのも良いですね。

御菓子司 伊勢屋本店さん

ウェブサイト http://harimarche.com/store/Iseya/tradition.html

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