創業140年の四日市印刷工業株式会社は、和紙包装紙・紙器・食品パッケージ企画・印刷・加工の総合パッケージ制作会社です。

今年も桜の季節が終わり
最近では初夏の陽気になる日も出てきましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回ご紹介するのは

『鈴懸（すずかけ）
百菓行李「8」（ももかこうり）詰合せ』です。
手提袋は純白120ｇ/㎡の紙に裏刷りで黒1Ｃ・オフセット印刷です。
大サイズは手貼り、小サイズは枚葉製袋のようです。
白地に「菓」の筆文字が大きく描かれている他は
サイドに店名、住所、URLが入っているだけの
とてもシンプルな紙袋になっています。
＊
包装紙はおそらく晒紙にカラー印刷だと思います。
包装紙は日本画家の神戸智行氏の
「土の記憶」という図案だそうです。
パンフレットの表紙にも使用されていますが
どちらも図案以外の物は何も入っておらず図案のみが使用されています。

白無地箱はノーコートのＡ白ボールの450ｇ/㎡に
よく見ると2箇所、浮き出し加工が施してあります。
お店のマークが型押しされています。
見過ごしてしまいそうなくらいなんですが
さりげないこだわりを感じます。
＊
掛紙は汎用和紙「汎紙苑」の中の「楮調　キクＹ目23.9Ｋｇ」で裏刷。
外箱に掛かっている掛け紙は季節によって変わるようですが
こちらの絵柄も包装紙同様に日本画家の神戸智行氏の作品だそうです。
外箱に柄が使用されていないので神戸氏の作品が際立ちます。

 商品が入っている籠は季節により色を変えているそうで
4月下旬まではこの焦げ茶の籠です。
食べ終わった後にはインテリアとしても使用出来そうで良いですね。
＊
個装は鈴懸さんのお店のマークが金箔、銀箔で入っているだけの物や
商品名だけ、または商品名と説明のシールが貼られているだけの
こちらもとてもシンプルなものになっています。
中身が見える商品ですとパッケージがシンプルなだけに
商品の自体の色が映えて、いろんな商品が入っていても
まとまりがあって上品です。
＊
鈴懸さんの商品パッケージは
どの商品も白を基調にとてもシンプルですが
シンプルだからこそこだわりを感じられます。
お店の雰囲気や商品のイメージにもとても合っていてステキですね。

－百菓行李「8」（ももかこうり）詰合せ－
お店で人気の5種を、おしゃれで懐かしい行李（籠）に詰めたギフトBOXです。
・castilla（カステラ）・
見た目からしてしっとり感が伝わる美味しそうなカステラです。
ふんわりなめらかな口当たりと深いコク。
上品な甘さは鈴懸ならではの味わいです。

・香海（こうみ）・
こちらは、塩羊羹です。
天然塩がいい具合に効いていて、小豆とのバランスが絶妙！
柔らかな求肥が入っているのも嬉しい！
コーヒーにも合いそうですね。

・菜々菓（さいさいか）・
こちらは、レンコン・人参・ごぼう・ゆず皮などの野菜や果物を
和三盆糖で蜜煮したものです。
どれもとっても上品！
紅茶と一緒にゆっくり頂きたい逸品です。

・草月（そうげつ）・
こちらは、半月型のどら焼きです。
なんといっても生地がモッチモチ！材料に糯米が入っているそうです。
甘すぎない粒あんとも良く合います。
コーヒーにも合いそうですよ！

・tatamize（タタミゼ）・
こちらは、上質な阿波和三盆糖で仕上げた落雁です。
なんという口溶けの良さ！　甘過ぎず後味もすっきり！！
落雁はちょっと苦手だな～という方にもオススメです。
可愛くあしらった南瓜の種もお洒落！
名前の「tatamize」とは、フランス語で「日本趣味」というそうです。
—————————————————————————
今回ご紹介した「鈴懸」さんは
福岡・博多に本店を構え、創業は1923年。
東京や名古屋にも店舗があり、
本店にはカフェも併設されています。
厳選した自然素材のみに由来する味と技を極め、
進取の試みを織りまぜて和菓子の広がりを求め続けているそうです。
伊勢丹店では休日には長蛇の列、売り切れの品も続出の人気店です。
2015年からたくさんの和菓子を紹介させていただいてきましたが
全国にはまだまだ美味しい和菓子がたくさんあります。
美味しい和菓子をいただくだけでなく、
ステキなパッケージにも出会う事が出来て一石二鳥です♪
＊
これからも美味しい和菓子と
ステキなパッケージに出会える事を楽しみに・・・
そしてこちらでもたくさん紹介していけたらと思っています。