2018.05.30
小布施堂 ミニ羊羹セット・栗餡せんべい
若葉が薫る頃となり
日中は少し汗ばむような季節となりましたが
皆様お変わりございませんか。
さて、今回ご紹介するのは
『小布施堂 ミニ羊羹セット・栗餡せんべい』です。
手提げ袋「黒」はOFJで、
用紙は片艶晒クラフト 100g/㎡を使用されています。
印刷はオフセットで1色印刷。
見た目では分かりませんが表面コートにニス加工が施されていると思います。
紙紐を使用していて、持ち手からも和を感じさせてくれます。
手提げ袋「黄」は手貼り製袋で、
用紙は上質紙 104.7g/㎡を使用されています。
印刷はオフセットで2色印刷。
表面加工はされていないように見えます。持ち手は紙紐です。
*
包装紙は純白ロールの45g/㎡を使用。
オフセット1色印刷で用紙の裏面に印刷がされていて、
和の風合いを引き立たせてあります。
箱は色紙のファンシーペーパーを使用されていて、
身蓋部はオフセットで1色印刷がされています。
高級感ので出る印籠式の形状になっていて
箱に強度を出させるため、内側に段ボールが挟まれていています。
栗餡をイメージしていると思いますが、
黄色の用紙に敢えて1色印刷をすることにより、
パッケージの外観からも栗餡の濃厚な風味が連想されます。
*
箱の正面には小布施堂様のロゴが
黒色の浮き出しで箔押しが成されていて、
ブランドイメージや商品自体の高級感を高めてくれているようです。
墨色と栗餡色の2色の箱がありますが
歴史ある蔵や、瓦屋根が並ぶ町並み、そして栗。
ここから選定されたのがこの2つの色彩だそうです。
*
紙袋・包装紙・商品パッケージを含め
ほとんどの商品が同じ柄で統一されています。
デザインはグラフィックデザイナーの原研哉さんがされたそうです。
全体にぶどう唐草の図柄が使用されていますが
ごちゃごちゃした感じがしないのは
手書きのイラストの繊細さや単色で使用されているからだけではなく
全体のバランスも考えて計算されてデザインされているからでしょうか。
*
新しいパッケージについてHPにも掲載されていましたが
次の百年に向けたお店やデザイナーさんの
思いが込められた素敵なパッケージです。
-栗羊羮(ミニ)-
こちらはお店で人気の栗羊羮です。
羊羮独特のねっとり感が無く、歯切れの良い食感。
濃厚な栗の風味が口いっぱいに広がります。
また、甘すぎないので後味もさっぱり!
穏やかに広がる優しい旨味に、「もう一個!」と、なりそうです。
間違いなく栗好きにはたまらない逸品になりますよ!
-栗鹿ノ子羊羮(ミニ)-
栗羊羮の中に、栗の実が丸ごと入った贅沢な味わい。
栗の実のほのかな歯あたりが実に美味!
定評の名品として親しまれているそうですよ。
緑茶、紅茶、コーヒーにもよく合いそう!
ぜひ、お土産やおもてなしにいかがですか!
-栗あんせんべい-
こちらは、おなじみの手作り最中です。
丸い最中種と栗餡がセットになっています。
1枚の最中に餡をたっぷりのせて良し!2枚で挟んでも良し!
この最中、とにかくサックサクで、餡との相性が抜群なんです。
ぜひとも食べていただきたい逸品です!
—————————————————————————
今回ご紹介した「小布施堂」さんは
約260年前の江戸・宝暦年間のころ、桝一市村酒造場という酒蔵として創業。
明治に入ると地元の農家と協力して栗のお菓子を作り始め、
明治30年頃には、地域で最も早く「栗鹿ノ子」を
缶詰にして商品化されたそうです。
大正11年、「小布施果実加工株式会社」として
栗菓子専門の新しい会社を設立し、昭和2年には東京進出。
現在では、和食やイタリアンのレストラン、
カフェやピアノ・バー、ホテルなど
幅広い事業を展開されています。
*
本格的な厳しい暑さの夏を前に
お出掛けするのにはとても良い時期ですね。
今回ご紹介した小布施堂さんがある長野県小布施町。
葛飾北斎をはじめ歴史的遺産を活かした町づくりで
観光地としての認知度も高くなっているそうで魅力的です。
美味しい物を食べながら
歴史ある町をゆっくり巡ってみるのもステキですね♪
小布施堂さん
ウェブサイト | http://www.obusedo.com/index.html |
---|