2015.09.28
本高砂屋『果心庵(かしんあん)』
朝晩はひんやりとした空気に包まれるようになり
昼間も過ごしやすい季節になりました。
もうすぐ秋本番ですね。
さて、今回ご紹介するのは
大阪より来社されたN様からいただいた
本高砂屋の「果心庵(かしんあん)」です。
包装紙は朱色にダークグリーンという
少し目がチラチラとするような色合いではありますが
だからこそ目を引きます。
お菓子の種類によって包装紙のデザインを変えているようで
こちらは和菓子用の包装紙だそうです。
外箱はきれいな色をマット調にして大きな艶銀箔。
中を開けると黄色枠に銀トレーで外箱と共通しています。
個装はデザインはシンプルですが、
味によってわけられた5色が華やか!!
一体感があってとても印象的ですね!
小さなナイフが付属していて包紙ごと好みの大きさに切って
包紙をはがしていただく事ができます。
— 梅 —
梅羊羹で、道明寺羹が包み込まれています。
細かい粒のシソの葉が梅干しの雰囲気を出しています。
口いっぱいに梅の風味が広がります。
— 胡麻 —
黒胡麻を流し合わせた羊羹で、山芋を使った薯蕷羹が包み込まれいて
口に入れた瞬間に濃厚な胡麻の風味が広がります。
胡麻の香ばしさと控え目な甘さ、ほんのり塩気も相まって、
後をひく旨さです。
— 柚子 —
柚子風味の羊羹の中に道明寺羹が包み込まれていて
甘さの中にほのかな柚子の酸味がとても爽やかです。
— 栗 —
ペースト状にした焼栗を練り込んだ羊羹で、栗羊羹が包み込まれています。
口溶けがとっても滑らか!
細かい栗の実がコリコリと香ばしいアクセント。
みんな大好きな羊羹の定番です。
— 日向夏 —
こちらは限定の季節商品。
日向夏の蜜漬けを入れた羊羹を、甘夏風味の道明寺羹が包み込み
果肉の粒がシャキシャキとしたアクセント。
柑橘系ならではの甘酸っぱさがとても爽やか!
自然の風味豊かで程よい甘さとなめらかな口あたりで
どれも美味しくいただけました!
日持ちもするそうですので、贈り物にも喜ばれる品だと思います。
今回ご紹介した本高砂屋さんは神戸で創業して130年余り。
元祖高砂きんつば、金銅鑼、黒銅鑼をはじめとする和菓子、
エコルセ、マンデルチーゲル をはじめとする洋菓子。
和菓子・洋菓子を問わず、数々の銘菓を考案し
『うまさを楽しみ、味に遊ぶ』をモットーに掲げ、
伝統と革新を巧みに織り交ぜた新しい味に挑戦し続けています。
*
秋限定の栗を使った和菓子、洋菓子も販売されているようです。
秋本番を迎え、肌寒くなってくる季節。
温かい飲み物と一緒に季節のお菓子をいただきたいですね。
N様、美味しいお菓子をありがとうございました。
本高砂屋さん
ウェブサイト | http://www.hontaka.jp/ |
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