創業140年の四日市印刷工業株式会社は、和紙包装紙・紙器・食品パッケージ企画・印刷・加工の総合パッケージ制作会社です。

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ノコギリの刃の目立てと製造の職人という、極めて珍しい職人だった父に育てられた私は、やはりモノ作りが好きで、妙にこだわりや好奇心の強い子どもでした。

中学から高校の6年間は剣道に打ち込み、集中力と瞬発力を身につけることができたと思います。

大学では映画研究会のサークルに所属して脚本の執筆や絵コンテの作成、撮影に熱中しました。
ですので、文章を書くのは今でも全く苦になりません。

ITやデジタル化全盛の昨今ですが、社内では手作業でパッケージの設計をしたり、計算したり、アナログの仕事を経験している最後の世代になります。

以前、ゼリーを入れるガラス瓶のギフトパッケージを提案する仕事を経験したのですが、床に叩き付ける強度テスト、輸送テストを命じられて冷や汗が出たことがあります。

商品とパッケージのフォールド感やフィット感にこだわり、クッション製の高い素材を採用したことで、幸いにもそのテストに合格することができ、お客様の信頼を得られた貴重な体験となりました。

食品の箱、パッケージの設計では、社内一だと、勝手に自負しております。

アナログ設計の経験者は、頭の中で設計することが出来ます。
デジタル化は効率化にとても大切ですが、アナログの良さもあるということを、若い世代、後世に伝えてあげたいと考えております。